- オンラインで動画教材を販売したい
- これまで対面で販売してきた商品を動画講座にしたい
- WordPressで構築した会員制サイトにわずらわしさを感じる
- BASEやStoresで動画講座を売ってみたけど、いまいち使いづらい
オンライン講座を販売したくていろいろ方法を探しているけど、どうもしっくり来ない・・・とお悩みのあなたに、今回は「Teachable(ティーチャブル )」というサービスをご紹介します。
Teachable(ティーチャブル)とは
Teachebleはアメリカ生まれのLMS(Learning Management System)です。
オンライン講座を作成し、販売することができます。
講座を受講するには会員登録が必要で、受講生が自身でアカウントを作成するため、セキュリティが高く会員管理が楽なのが特長です。
弊社のオンラインコンテンツはすべてTeachableで販売しています。
- 完全自動化で講座を販売し、収益を得る
- 複数の講座を1つにまとめて、コンサル生さんの教材として活用する
など、様々な使い方ができて便利です。
また、動画や教材のアップロード、販売、決済まで、オールインワンで完結するので、
- WordPress+会員管理のプラグイン
- YoutubeまたはVimeo
- PayPalまたはStripe
など複数のプラットフォームを管理や、別々の料金の支払いが発生しないのも大きな魅力です。
Youtubeの限定公開動画を販売するのは規約違反です!
もしWordPress内に埋め込むなら商用利用可能なVimeoを利用しましょう。
Teachableの強みとメリット
講座の作成が楽!
Teachableは動画、画像、音声、PDF、zipファイルが教材としてアップロードできます。
その他にも、
- ブログのようにテキストを追加する
- クイズを追加する
- 修了証を発行する
など受講生のモチベーションをアップするための機能が満載です。
教材のアップロードはワンクリック。しかもアップロードの時間が早い!
WordPressサイトのように、動画アップ→共有のURL取得→ページに貼りつけという手間が一切発生しません。
販売・決済・サンクスページの作成が簡単!
動画講座だけではなく、講座を購入してもらうためのセールスページの作成も簡単にできます。
料金や購入ボタンの設置はワンクリックでできます。
サンプルページはこちらをどうぞ!
→ 初めてでも挫折しません♡集まるWordPress構築レッスン
購入時の決済ページや、決済後のサンクスページも同じ管理画面からまとめて作成できます。
多様な支払いプランの設定が可能

画像のように、
- 無料
- 一括払い
- 分割払い
- サブスクリプション
など様々な料金設定が可能です。支払いはクレジットカード、電子マネー(Apple Pay、Google Pay)に対応しています。
割引設定も自由自在、期間限定の料金設定も簡単にできます。
無料を上手く使い、動画を無料で配布してリストを集めたり、サブスク機能でオンラインサロンを作ることもできます。
売上アップのためのサポート機能が充実!
- Order Bump(オーダーバンプ)
-
商品の決済画面で「ついで買い」を促す機能です。
いちばん購買意欲が高い商品購入時に、別の商品をお買い得価格で提供することで顧客単価アップが期待できます。 - Upsell(アップセル)
-
動画講座内で、別の商品の販売を促すことができます。
設定はワンクリックで簡単にできます。
割引クーポンの発行-
割引クーポンが発行できます。
クーポンの入力で割引価格が自動的に適用されます。
割引価格を適用したページを表示することも可能です。
アフィリエイト制度-
いわゆる受講者さん限定の紹介制度です。
アフィリエイト用のURLから購入されると、自動的に紹介者さんに収益の一部が分配されます。
(ただし収益の支払いはPayPalのみ)
Teachableのデメリット
いいことづくめなTeachable(ティーチャブル)ですが、もちろんデメリットもあります。
管理画面はすべて英語

Teachableは日本語対応していません。簡単な英単語が分からないと設定にストレスを感じてしまうかもしれません。

※Google Chromeの日本語訳機能を使えば、ある程度言語の問題は解決できると思います。(直訳なので少し表現が変な部分もありますが・・・)
安いプランは手数料が高い
Teachableには4つの料金プランがあります。※2021年10月時点。
2020年7月15日以降、フリープランが無くなり、14日間のトライアル期間終了後に強制的に有料プランのアップデートが必要でしたが、2021年8月頃にフリープランが復活しました。
プランによるいちばんの違いは取引手数料(transaction fees)です。
- フリープラン(0ドル/月)
- ベーシックプラン(29ドル/月)
- プロプラン(99ドル/月)
- ビジネルプラン(249ドル/月)
フリープランは10%、ベーシックプランは5%の取引手数料がかかります。
プロプラン以上は取引手数料はかかりませんが、これは売上が100%手に入るという意味ではないので注意しましょう。取引手数料と決済手数料は別物です。
また、アメリカのツールのため、税金処理のための事務手数料(商品価格の2%)を追加で支払う必要があります。
適用は任意ですが、支払わなければ税申告がものすごく面倒になります。
たとえば、10,000円の商品が売れた場合、
- フリープラン
-
取引手数料10%+決済手数料(3.6%〜)+事務手数料2%=15.6%が差し引かれ、収益は8,440円になります。
- ベーシックプランの場合
-
取引手数料5%+決済手数料(3.6%〜)+事務手数料2%=10.6%が差し引かれ、収益は8,940円になります。
- プロプラン以上
-
決済手数料(3.6%〜)+事務手数料2%=5.6%が差し引かれ、収益は9,440円になります。
※計算は概算。また販売当日のドル換算になる
つまりどのプランに入っても、最低5.6%以上の手数料は差し引かれるということです。
計算例のように10,000円程度の商品なら、手数料は1,000円台で済みますが、5万、10万と金額が上がると差し引かれる手数料も高額になります。かかる手数料と売上を計算し、最適なプランを選ぶ必要があります。
収益が自分の口座に払われるまでの時間が長い
売上は一旦Teachableにプールされ、各手数料を差し引いて自身の口座に支払われます。
支払先をPayPalの口座に指定している場合、販売日の翌々月に収益を受け取ります。
売上のプール期間が長いのが大きなデメリットです。
PayPalを受取先に指定している弊社の一例を挙げると、8月3日に売り上げた分の収益は、10月1日に支払われました。
ただしプロプラン以上を契約すると、支払先をStripe口座に指定することができ、この場合は週に1回収益を受け取ることが可能になります。
日本語の設定作業に時間がかかる
Teachableは管理画面だけでなく、
- 講座のページ
- 決済のページ
- 購入後のメール
など、お客様が見るページすべてが英語で表記されています。

これらの英語はすべて管理者が日本語に設定しなおさなければいけません。
例)画面右下のTerm of Use、Privacy Policyを日本語化したページ

英語→日本語にするには、下記の画像のように、管理画面から1つ1つ入力をしていく必要がありますが、2021年10月現在、設定項目は800程度あります。

Teachableの最大の難関がここと言われていて、パソコンが得意な私でも数日かかりました。効率よくお客様が良くアクセスするページを先に日本語化し、あとはマイペースに作業をすることをおすすめします。
また「ココナラ」などのアウトソーシングサイトでは、Teachableの日本語化サービスが有料で販売されています。
海外サイトのため、クレジットカード決済でエラーが出ることも
海外サービスならではデメリットですが、クレジットカード決済をする際に海外サイトとの取引と判断されて決済がブロックされ、エラーが起こることがあります。
特に楽天カードはエラーの報告がとても多いという情報が目立ちます。(すべてのカードが不可という訳ではありません。私個人の楽天カードは過去に海外での取引があったためか、大丈夫でした。)
このようなケースを避けるため、弊社では決済ページにLINEのアカウントを貼り、連絡をいただけるようにしています。
まとめ
以上、今回はオンラインスクールのプラットフォーム「Teachable(ティーチャブル )」をご紹介しました。
少しとっつきにくい部分はありますが、オンラインで講座を売りたい方には、最強のツールと言っても言い過ぎではないくらい、売上げアップを強力にサポートするたくさんの機能を兼ね備えています。
またすべて自動化することが可能なので、寝ている間に収益を上げる仕組み作りをすることができます。

動画教材を売りたいフリーランスには、ぜひ活用を検討していただきたいツールの1つです!